学術大会長 挨拶

第10回日本ウィメンズヘルスメンズヘルス理学療法研究会学術大会

学術大会長  横井 悠加(城西国際大学)

 

この度,記念すべき第10回日本ウィメンズヘルス・メンズ
ヘルス理学療法研究会学術大会を,2024年10月19日(土)・20日(日)に,ステーションコンファレンス川崎(対面とwebでのハイブリッド)にて,開催させていただく運びとなりました.

 日本ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法研究会は,
性差医療の視点から健康問題を捉え,その問題や生活の質の改善に繋がる理学療法の提供を目的に,研究・臨床・教育の発展・推進のため発足しました.会員数や単独学術大会の動員数も年々増加傾向にあり,着実な発展を続けています.

 近年では女性の健康問題への関心が高く,女性のライフステージに応じた健康管理が求められる中,理学療法による有用性も広く認められており,女性の健康を支援する理学療法士の役割はますます重要性を増しています.しかし,このようなニーズに応えるための理学療法に関連した医療制度の確立は充分でなく,その背景には本邦におけるエビデンスの構築不足も要因のひとつであると推測されます.

 そこで,本学術大会では
「ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法の価値の協創」
をメインテーマとし,ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法に関連したエビデンス構築をとおして,新しい理学療法の価値を創造するとともに,広く国民の健康に寄与するための医療制度改革に繋げたい,という願いを込めました.

 また,このようなエビデンスの構築や充実した医療制度の提供には,同職種間・多職種間での連携が重要であり,この大会を通して参加された方々が,多くの「繋がり」を築くことができるよう,準備委員一同,心を込めて準備を進めております.
皆さまとともに,この記念すべき第10回学術大会を「協創」できれば幸いです.

多くのご参加をお待ちしております!